車載テレビアンテナ「ワンループヘンテナ」の作り方と効果
【本記事はプロモーションを含みます】
〈最終更新日:2020年6月19日)
車中泊でテレビを見るためのアンテナの作り方を紹介します。
車旅ではよく見かけるテレビアンテナの一つにヘンテナがあります。長方形のループを2つ利用して作るアンテナです。
ヘンテナとは?
ヘンテナは、寸法が少し位違っていても多少変形して形が変わっても良く電波を拾う縦長のアンテナですね。
自分も2つ作ってみましたが、かなり適当でも良く電波を拾います。
縦に長くなっていても、地デジアンテナ(八木アンテナ)と同じ水平偏波の電波をとらえます。縦長なので場所を取らないという利点もあります。
原型はアマチュア無線
それはそれは大昔に、アマチュア無線(当時のコールサイン:JF1GGO)を1972年に開局したのでいろいろなアンテナを作ってきました。
原点はその時に話題になったアンテナですので歴史は古いです。
当時の事を調べたら、
「1972年に アマチュア無線楽天 クラブ「相模クラブ」のミーティングで染谷一裕(JE1DEU)さんがDEUクワッドを提案したのがきっかけで、大久保忠(JH1FCZ)さんが中心となりヘンテナが開発されました。」とありました。
開発された染谷さんのサイトです。
http://www.asahi-net.or.jp/~TY3K-SMY/hentenna.html
懐かしい・・・
ヘンテナの構造
構造が簡単でも高性能です。
この構造のアンテナでは、ほぼ無指向性に近く利得は4エレメントの八木アンテナ(写真は5エレメント)に相当するそうです。
詳細の設計原理と構造は公表されている資料を参考にされてください。
◆ワンループヘンテナを作る
キャンピングカーに取り付けているのを見るとループを2つ重ねたモデルが多いです。
そこで基本形のワンループヘンテナを調べると、これだけでも4素子の八木アンテナに相当するゲインがあるので、テレビアンテナとしては十分な性能です。
(今まで我が家に設置していた5エレメントの地デジ用八木アンテナ。撤去予定)
久々に長旅に出る9月下旬に急遽クリーニングのハンガーでワンループのアンテナを作りました。設計はWebで公表されているものと同じですが適当です。
ヘンテナの寸法
縦30センチ横20センチ10㎝、給電部は下から10㎝のワンループです。
同軸の線をそのままハンダで取付けます。横に並行にするのがミソです!
ハンガーをまげて塩ビのパイプに取り付けテープを巻きました。
・・・・・
ヘンテナの効果
これで、西日本・九州の旅で視聴してみました。
各地のテレビ局にセットし視聴しました。
車の駐車場所でも変わると思いますので、参考まで。
◎:ヘンテナ無しでも良好
〇:ヘンテナ付けると良好
長野県「道の駅アルプス安曇野ほりがねの里」〇
福井県「道の駅越前」〇
島根県「道の駅湯の川」〇
(写真 道の駅湯の川で)
山口県「道の駅みとう」〇
福岡県「道の駅久留米」◎
熊本県「道の駅竜北」〇
鹿児島県「道の駅野方あらさの」〇
大分県「道の駅竹田」〇
山口県道の駅「ソレーネ周南」◎
岡山県道の駅「黒井山グリーンパーク」〇
愛知県「道の駅藤川宿」◎
視聴できないところはありませんでした。
もしろん道の駅は幹線道路沿いが多くロケーションの良い所なので、このワンループのヘンテナでも十分でした。
スマホからアンテナを出さな状態では、当たり前ですが写りません。
写真のタイプは少し改造してワニ口クリップで、スマホのテレビアンテナにプチっと挟むようにしたものです。
ワンループのヘンテナのクリップを収納中のスマホアンテナにクリップで止めると、鉄箱の車内でも十分に電波を拾い視聴できました。
赤いキャップはガスボンベのキャップで雨水がパイプに入らないようにしました。
何の効果もありませんが・・・気休めです^^
ワンループは収納に便利
利点:ワンループなので車内の天井や床下に収納出来て嵩張らず便利でした。
見たい時だけ床下から出してルーフ横に取付け、ケーブルをドアから取り入れるだけにしました。
旅遊びのサイトも作りました。ご覧ください。
ブログをご覧いただき、ありがとうございました!
★にほんブログ村に参加中です
★ワン・クリック頂けたら嬉しいです! ボンジョルノ号より