車旅。旅先で外国人に会ったら勇気をもって話せるかな?
これは10年前に53歳で挑戦した、英会話学習・激動の物語です^^
「どうしよう。外国人がいっぱいいる・・・」
・・・・
2008年8月 夏
◆英語の部署に異動になる・・・これは地獄の左遷だ!
53歳の8月、異動の辞令が発表された・・・
分野が全く違う部署しゃないか。
行先は、外国人がいっぱいいる部署。共通語は英語です。
「なんだこりゃ!」
「OK」,「Yes!」、「グッドモーニング」位は分かるけど、無理、無理、無理・・・
混乱、夜も眠れない・・・
外国人が飾ったクリスマスツリーの飾り。ちょっと感覚が違いますね~ (2008年12月24日異動した年の冬)
・・・・・
その部署に異動の挨拶に行くと、
ハイテンションのネティブ(外人)がやってきて、ペラペラとスタッフ達に紹介。
そして自分に
「ドゥオーゾ ゴーアイ・サツ シーテクダサ~イ」
と担当ディレクターが片言の流ちょうな?日本語で言った。
・・・・・
「マイ ネーム イズ ● ● ●」までは、何とかカタカナで頑張った・・・
頭が真っ白に!
あとは「オ~・・・、イェス・・・・、ハイ(日本語)」で何とかその場をしのぐ。
何言ってるのか、まるで意味不明・・・
こんな人事異動は、「地獄」の左遷だ!
でも53才、子供の教育や家のローンの真っ只中、辞めるわけにもいかず・・・
その部署には、アメリカ、オーストラリア、イギリス、ハワイ、カナダ、中国、韓国・・・30人ほどの外国人がいた。
朝から異常にハイテンションな外国人の部屋は、もはや日本ではない。
ここは外国だ・・・
◆決意する。
自分の異動が発表されると、身内のスタッフが小さな送信別会をしてくれた。
プレゼントにアップル社設立者の一人「スティーブ・ジョブズ」のビデオがあった。
英語の部署に異動になったので、部下が勉強しろとばかりに送ってくれたものだ。
英語が理解できないのに、分かるか! と思ったが念のため調べてみた。
スタンフォード大学で学生達に語ったスピーチの最後の言葉だった。
心に突き刺さった。
「Stay hungry, stay foolish!」
浅はかな直訳でしたが、「馬鹿であれ!ハングリーであれ!」と自分勝手な解釈で妙に納得!
切羽詰まった自分は、その言葉を聞くとなぜだか涙があふれた・・・
英語を話せなくてもいいじゃないか!
恥をかいてもいいじゃないか!
だからハングリーになって、迷わずその道を進むんだ!
開き直り・・
今日から53歳おやじの人体実験の開始だ!
いつか「おやじが英語をペラペラ話せるようになった」といえる日が来る!
そう決意すると気が楽になった。
◆上司の粋な計らい
「この外国人達は英語しか話さないよ。」日本人の責任者はそう言った。
「ましてや契約の交渉では、外国人は別人になるからね~」
「外人との契約、ビザ、借り上げのアパートの説明、仕事の打合せ、苦情処理・・・」これが、君の仕事だ。」
この年から、できるわけないじゃん・・・
目の前の外国人と英会話なんて全く経験ないし・・・
すると外国語経験の長い責任者は、
「1年もするとペラペラになってるよ!大丈夫、来週から週1回30分の個人レッスンをやるから、講師はカルフォルニアから来た外人だ・・・仕事だから、頑張ってね!」
それから不安いっぱいのスタートへと・・・
(第2話に続く・・・) 只今、書いている最中です^^
(トピックス)
★飛騨高山でノルウェーの観光客と遭遇する。
つたない記事をご覧いただき、ありがとうございました!
にほんブログ村に参加中です。ワン・クリック頂けたら嬉しいです! ボンジョルノ号より